最近、リタイア後に安城市に引っ越してきた方からお話を伺う機会がありました。
老後の生活を考えて行動している方って実は結構いらっしゃるようです。
Aさんは碧南市にもともとお住まい。
碧南市とは安城の南側に隣接する人口7万人ほどの街。
そこで生まれ育って奥様とご結婚。お子様はおらず、ご両親もすでに他界。
どこもいなかは同じだと思うのですが、やけに家が広いしお庭も広い。
歳をとってはお手入れもできなくなっていくだろうし、子供もいない。
それならいっそ、土地家屋を整理して夫婦ふたりマンション生活を送ろう!と思い、60歳のタイミングで三河安城駅近くの新築マンションを購入されたそうです。
Aさんは4人兄弟の末っ子。3人のお姉さまがいらっしゃり全員現在は関東にお住まいだそうですが、やはり家を手放すときには散々反対されたそう。
ほとんど実家になんか来なくても、いざなくなると思うと寂しいのは理解できますが、
70歳すぎてもやはり文句を言うものなんですね💦
三河安城を選んだ理由は旅行が好きだったから。
奥様とスキューバーに行ったり、国内外問わずお出かけするのが趣味で、歳をとってクルマの運転ができなくなっても出掛けられるように新幹線駅の近くを選んだそう。
それに奥様のご実家が豊橋だったからというのもあるそう。
豊橋なら三河安城から新幹線で10分。
夫婦ふたりの老後生活を楽しむためというめちゃくちゃ羨ましい理由でございました。
愛を感じる選択です。
そしてBさんは横浜からこれまた三河安城駅近くの新築マンションを購入しお引越ししてこられたそうです。
息子さんがお勤めの関係で名古屋に住んでいらっしゃるそうで、孫ともなかなか会えずに寂しい。
息子さんも歳をとったご両親二人の生活は心配。でも仕事もあるし、すでに家族もいて家も購入済み。
それならご両親に近くに引っ越してきてもらおう!ということになったそう。
名古屋市内ではじめはマンションを探したそうですが、お値段も高いし無理なく老後の生活を楽しむことを考え、この地域を選んだそうです。
同じマンションに住むCさんも、名古屋市内に住んでいましたが夫さんが他界。
息子さんがトヨタ系のお仕事で安城市に住んでいらっしゃるため、引っ越してきたって言ってたっけ。
確かに親が歳をとって夫婦二人暮らしというのは親もそうですが子供も心配ですよね。
そういえば、コロナ後、中途採用の求人をすると関東にお住まいの方からの応募がすごく増えたとある経営者の方から聞きました。
コロナを機にいろいろ考えて地元に戻る。TVではそんなニュースもちらっと耳にしましたが実際動いている人は多いのかもしれませんね。
テレワークが増えればさらにそうなりますよね。
これから日本は1億介護時代に突入!なんて言われていますし、どれだけ実質的な介護に携われるかは別にしても何かあればすぐに駆け付けられる距離に住みたい。という人は多そうですね。
介護施設や病院の送り迎え。行政サービスを受けるための手続き。
遠方であればそういう一つひとつが本当に大変だと思う。近くに住んでいたって大変なんですもの。
皆さんは老後の暮らし、考えたことありますか?
自分やパートナー、親、子供・・・10年も経てば状況もそれなりに変わるものです。
引っ越しは心も体もパワーが必要。だからこそ、早めに考えて元気なときに行動するのがよいかもしれませんね!