人も変化している?

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経営者の方たちと話をしていると、最近の若者にはこれまでの常識が通用しない!

なんて話を耳にします。
そりゃあ、おじさん達だって上の世代からはそう言われていた時代があるはず。
だから当然なのでは?

とは言え、確かに大きく変化していることは確かでしょう。
何がどんな風に変わっているのか考えてみました。

そもそも今わたし達が生きている時代って・・・

マズローの欲求5段階ってご存知ですか?

人の欲求は状況によって変化する。
第一段階 生理的欲求。
例えば、戦中や戦後すぐなんかの生きているのが精いっぱいの時代が当てはまります。
欲求としては人間の三大欲求ー食欲、睡眠欲、性欲。
これを満たすことが多くの人の望む欲求。

第二段階 安全欲求。
人間の三大欲求が満たされたら次は少しでも安全に暮らしたい。
屋根があって、お布団の上で安心して眠れる。
贅沢でなくとも明日食べられるごはんがある。
そんな欲求がこの段階。

第三段階 社会的欲求。
これは家族や会社といったコミュニティに属して得られる安心感。
きっと戦後の日本で言えば、団地に住める!というような時代が当てはまるでしょうか。
みんなと同じような場所で同じような暮らし。
貧富の差もあまり感じず、同じような悩みを持って共有できる。


第四段階 承認欲求。
この言葉は今でもよく聞きますよね。
みんな同じようなレベル、同じような生活を送れるようになると
自分はみんなとはちょっと違うよ!
そんな優越感を持ちたいと思うようになる・・・。
これは色物家電が流行りだした頃。
みんな同じじゃなく、自分が持っているのはちょっと特別♪
この時代は結構長く続いたのではないでしょうか。
みんながブランドのバックを持ちたい!
スポーツカーに乗りたい!
バブル時代はその象徴。

第五段階 自己実現欲求。
高級ブランドの化粧品よりも、素肌が美しくなる化粧水の方が価値を感じる時代。
物質的な豊かさよりも精神的な豊さを求める時代。
世界にひ~とつだーけーの花・・・が流行った頃から今も分類するならこの段階と言えるのでしょうか?
「クオリティオブライフ」「丁寧な暮らし」そんな言葉は昨今でも人気なワードです。
みんなから羨ましがられることが目的ではなく、きちんと自分にとっての”大事””好き”を持っている。
そういう自分にとっての大事なものを大切にできる暮らしや生き方がしたい、そんな欲求。

このマズローの欲求段階を私は20代の頃にマーケッターの神田昌典さんの著書で知り、
すごく納得しました。

そしてこのマズローの5段欲求段階、実は6段階目があるそうです。
それが、自己超越欲求だそうです。
自分の利益のためにではなく、社会や環境、仲間に貢献したいという欲求を言うそうです。

Z世代がSDGsをすっと受け入れられるのも、
”稼いだ人がえらい”感が強い50代以上がそれをまったく理解できないのも分かる気がします。
青春時代が第4段階の方々にとっては、努力して勝ち取った今の裕福さを
さぞかし自慢したいことでしょう!
だってそれはその時代の”かっこいい”だったから。
でも今の”かっこいい”は違うんです!

一方で自分たちが今、この5段階~6段階にいられるのも、
第1~4段階までを生きてきた方たちの上になりたっていることは感謝したいと思います。



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